特定健診・特定保健指導について

1.背景

 現在、高齢化の急速な進展に伴い、疾病全体に占めるがん、虚血性心疾患、脳血管疾患、糖尿病等の生活習慣病の割合が増加傾向にあります。また、死亡原因でも生活習慣病が約6割を占めている状況です。

 また、生活習慣病の発症前の段階であるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が強く疑われる者と予備群と考えられる者を合わせた割合は、男女とも40歳以上では高く、男性では2人に1人、女性では5人に1人の割合に達しております。

 このような中で、国民の、生涯にわたって生活の質の維持・向上のために、糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の発症、あるいは重症化や合併症への進行の予防に重点を置いた取組が重要と考えられています。

2.特定健診・特定保健指導とは

 糖尿病等の生活習慣病については、若い時からの生活習慣を改善することで、その予防、重症化や合併症を避けることができると考えており、生活習慣を見直すための手段として、内臓脂肪の蓄積を調べる腹囲測定や、血圧、血糖、血中脂質、肝機能などの検査と喫煙歴など生活習慣に関する質問票により、メタボリックシンドローム該当者及びその予備群を発見することが特定健診として行われます。
そして、健診結果に応じメタボリックシンドロームの非該当者、予備群、該当者に分類され、予備群の人は「動機づけ支援」、該当者の人には「積極的支援」として、保健師や管理栄養士等の専門スタッフが、お一人お一人の状態にあった生活習慣の改善に向けたサポート(特定保健指導)を行います。

3.特定健診等実施計画の公表・周知について

 特定健康診査等実施計画(以下「実施計画」)は、高齢者の医療の確保に関する法律第19条により、各保険者が策定するものです。この実施計画には国が示す特定健康診査等基本指針に則り、特定健診・特定保健指導を効率的・効果的に実施する体制等について定めています。

特定健康診査等実施計画(第3期) 【平成30年度~令和5年度】

特定健康診査等実施計画実績

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